上手に泳げる人とそうでない人の根本的な違いは、まず呼吸のしかたによるものがあります。
泳ぐときに上手く呼吸ができれば、長く泳ぐことも苦でなく、そして、安定した泳ぎができるというわけなのです。
たとえで言うなら、船の舳先を思い浮かべてみてください!海に浮かんだ船が走ると、かき分けた水が波を作りますよね。そう、人が泳ぐときも、これと同様に波ができるのです。
泳ぎの上手な上級者では、この波をうまく利用して呼吸を行っています。波が低くなった位置で瞬間的に呼吸をしているのです。
波が低いところで呼吸するというのは、水泳においてもっとも重要なポイントでもあり、顔をあまり高く上げないでおよげることで、上体が安定しますので理想な泳ぎかできるというわけなのです。
それに比べ、初級者スイマーは、泳いでいるときの波など気にすることなく、もとより、泳いでいるときの呼吸に意識をしすぎて、息を吸うときに顔を水面上よりかなり高い位置で呼吸してしまうので上体が不安定で、あせって呼吸をしようと必死になってしまうのです。水面上で顔を高すぎる位置にあげなくても、波の低いときに呼吸をすれば、泳ぎは安定します。
泳いでいる時の波をとらえて上手なスイマーを目指すとよいでしょう。
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